サーフィンの活気〝復活〟 福島県双葉郡で震災、原発事故後初の大会
しぶきを上げダイナミックな技を披露する選手
2023/08/21 09:33
サーフィンの第1回岩沢サーフィンゲームスは20日、福島県楢葉町の岩沢海水浴場で開かれ、県内外から集まった約190人が技を競った。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後、双葉郡でサーフィン大会が開かれるのは初めて。
広野町のホテルオーシャンいわさわの主催。岩沢海水浴場は、震災の津波被害から復旧し昨年、12年ぶりに海開きした。
大会は午前7時ごろに競技が始まり、ショートボードとロングボードの合わせて10クラスに分かれて優勝を争った。幅広い年代の出場者が集まり、波の上でしぶきを上げながらスピード感や躍動感のあふれる技を披露した。
岩沢海水浴場では震災前まで25年にわたり、サーフィン大会が開かれていた。大会事務局の吉田健太郎さんは「今回を機に多くの人々が集まり、震災前のにぎわいが復活してほしい」と話した。