障害児支援団体の現状知って 福島県いわき市の中央台南中生徒有志、紹介動画制作し募金呼びかけ
寄付を呼びかけている(左から)結瑛さん、美空さん、東さん、白土さん
2023/12/14 09:18
福島県いわき市の中央台南中の生徒有志は動画制作を通じて、障害がある子どもをサポートする団体への支援を呼びかけている。来年1月22日まで、30万円を目標に寄付を募っている。
全国の中高生がNPO法人などを応援する動画をつくり、オンラインで寄付を呼びかけるプロジェクトの一環。日本フィランソロピー協会の主催。1年生の鈴木結瑛さんと鈴木美空さん、白土菜南さん、東愛心さんの4人が参加し、亀岡点教諭と共に活動を「放送部」と名付け、今年夏ごろから制作に取りかかった。
動画は手足に障害がある子どもを支援する一般社団法人ハビリスジャパン(東京)の活動を紹介している。鬼ごっこなど子どもが遊ぶ姿を映した後、「手や足が使いにくい子どもたちがいたらどうする?」と問いかける。団体の職員や保護者、参加している子どもの声を紹介しながら、義肢の製作にお金がかかり、職員はボランティアで活動する現状を伝えている。
生徒自ら構成や撮影、演技を担当し、4人は「初めての経験で難しかった」と振り返った。「団体の活動を広めたい。動画を見た人が自然に寄付してくれたらうれしい」と願った。