福島県、多目的医療ヘリ派遣 富岡で出発式 能登半島地震で被災した石川県で搬送支援
石川県へ向かう操縦士を激励する谷川院長(左から3人目)
2024/01/30 09:20
福島県は29日、能登半島地震で被災した石川県の要請に応じ、多目的医療用ヘリを派遣した。医療従事者や医療用資機材などの搬送に当たる。同日、富岡町の県立ふたば医療センター付属病院で出発式を行った。
式には病院関係者ら約10人が臨んだ。地震直後に災害派遣医療チーム(DMAT)として活動した谷川攻一院長が「被災地の人々のために迅速な対応が求められている。安全運行で支援に当たってほしい」と鈴木裕介操縦士らを激励した。
ヘリが現地に向けて飛び立った。派遣期間は29日から2月13日まで。
現地は道路に亀裂が生じたり、車が横転していたりするなど交通事情が悪化しており、陸路での移動が困難な状況が続いている。