復興に向けた地域の将来と希望を語り合う 福島県双葉郡で活動する女性らがシンポジウム
双葉郡の将来などを話し合う登壇者
2024/02/04 21:17
福島県の双葉郡8町村のまちづくり会社によるシンポジウム「しゃべくりエイト」は4日、大熊町交流施設linkる大熊で開かれた。町内の女性コミュニティー「熊女(くまじょ)」をはじめ浪江、富岡、双葉の各町で活動する女性計8人が登壇し、東京電力福島第1原発事故からの復興に向けた双葉郡の将来と希望を語り合った。
8人は各コミュニティーで大切にしていることなどをテーマに議論を重ねた。「自分が先駆けとなり、移住者と町民が打ち解けられる環境をつくる」「一人一人が輝ける雰囲気が必要だ」などの意見が出た。
大熊町で若手起業家の支援などを手がけている谷田川佐和さん(26)は東京都から移住した熊女の中心メンバー。「女性が安心して過ごせるような双葉郡を皆さんとつくっていきたい」と話した。
シンポジウムは一般社団法人ふくしま連携復興センターと双葉郡まちづくり協議会(ふたばエイト)の共催。