町に「防災宣言書」提出 福島県新地町 駒ケ嶺小の6年生

 

大堀町長(前列左から3人目)に防災宣言書を提出した児童ら

 

2024/02/06 18:24

 

駒ケ嶺小の6年生が作成した防災宣言書

 

 防災教育に取り組んできた福島県新地町の駒ケ嶺小の6年生は6日、避難時や避難所での行動をまとめた「防災宣言書」を町に提出した。

 18人が総合的学習の時間に東日本大震災や2021(令和3)年と2022年の本県沖地震の被害、教訓を学んだ。学びの集大成として宣言を作成した。意見を出し合って内容を決め、「避難に必要な物を確認する」「避難所で手伝いをする」などの項目を盛り込んだ。

 児童が町役場を訪れ、宣言書を読み上げた後、大堀武町長に手渡した。子どもたちは「改めて防災について考えることができた。備えが必要だと感じた」「次の世代に伝えていきたい」などと学習の感想を語った。大堀町長は「宣言書を受け取り、とても心強く感じた。これからも常に意識を持ってほしい」と呼びかけた。町は宣言書を庁舎内に掲示する。

 同校の6年生は災害時に取るべき行動を下級生に伝える動画作成にも取り組んでいる。3月、校内で開く防災集会で上映する。

 

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