大熊町に「希望の光」 福島高専の学生がライトアップイベント

 

大熊町の復興を願う希望の光=町役場本庁舎

 

2024/02/08 20:31

 

 福島高専(福島県いわき市)の学生12人は10日まで、同県大熊町でライトアップイベントを催している。町役場本庁舎前の広場や大山祇(つみ)神社に発光ダイオード(LED)を設け、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興を願う希望の光をともしている。

 街灯が少ない大熊の夜を明るく照らそうと、経済産業省が補助する「福島12市町村学生アートプロジェクト」の一環で初めて企画した。町役場本庁舎前の広場には、約400球のLEDを設置。町の特産品であるナシの花を表現し、色鮮やかに輝いている。役場と神社をつなぐ約1キロの道路にはランタンを置き、柔らかな明かりが広がっている。

 点灯時間は午後6時から同8時まで。10日は午後6時から町役場本庁舎で点灯式を行う。来場者にちょうちんを配り、絵付けして飾る催しを繰り広げる。

 

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