強風の中、参加者は桜並木のごみを拾い集めた

 

2024/03/13 17:00

 

夜ノ森駅の駅前にパンジーの苗を植える参加者

 

　桜のトンネルで有名な福島県富岡町の桜の季節を前に、夜の森桜まつり２０２４実行委員会は９日、桜並木周辺の美化活動を繰り広げた。今年の桜まつりは４月６、７の両日、夜の森公園をメイン会場に開かれる。強風の中、参加者はごみ拾いと花の苗植えを展開し、多くの来場者を迎える準備をした。

　美化活動には町観光協会、町商工会、町役場、団体、企業などから約１００人が参加した。遠藤一善実行委員長が「夜の森地区のごみ拾いと花植えをして、満開の下、桜まつりのイベントを楽しく催しましょう」とあいさつした。

　参加者は２グループに分かれた。ＪＲ常磐線夜ノ森駅駅前に紫や黄色のパンジーの苗を植え、駅前を彩った。桜並木周辺に落ちているごみを一つ一つ拾い集めた。最後に駅前に集まり、ごみ拾いに参加した山本育男町長があいさつした。

　夜の森地区は昨年４月１日、特定復興再生拠点区域（復興拠点）の避難指示が解除された。夜の森公園の整備が終わり、今年の桜まつりは震災前と同じ夜の森公園をメイン会場に開かれる。富岡復興ステージショーをはじめ、グルメコーナーやフリーマーケットが繰り広げられる。