初めての「ふるさと検定」37人挑戦 2級に3人、3級に22人が合格 福島県南相馬市

 

江本理事長から認定証を受ける合格者(左)

 

2024/06/26 17:38

 

 福島県南相馬市の魅力を広めようと市民有志が考案した「南相馬ふるさと検定」の第1回公認検定は22日、市博物館で行われ、3人が2級、22人が3級に合格した。1級は合格者なしだった。

 NPO法人はらまちクラブ、南相馬市ふるさと検定会議の主催、市博物館の共催。市内外から37人が参加した。南相馬市の今、自然、歴史、人物、その他の分野から5問を出題し1級は5択、2級は4択、3級は3択で解答を選んだ。4問以上の正解で合格とし3級から1級の順に挑戦した。

 「市の昆虫は」「県天然記念物の『初発神社のスダジイ』は何科の植物」「農民の父と称された杉山元治郎とは」などといった問題が出された。合格者には、はらまちクラブの江本節子理事長から認定証が手渡された。

 検定策定に携わった市博物館の二上文彦主任学芸員による記念講話や博物館の見学もあり、市の歴史や自然、生活への理解をあらためて深めた。

 市ふるさと検定会議(前ふるさと再発見クルー会議)が2021(令和3)年4月から、検定問題の題材になる項目を選んできた。二上主任学芸員がアドバイザーとなり項目をまとめた読本を策定。読本はNPOはらまちクラブのホームページ(https://npoharamachiclub.jp/furusatotest/)で公開している。

 公認検定を継続していくほか、読本や問題の配布を通して南相馬の魅力の発信に役立てる。

 

 

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