「石炭・化石館ほるる」開館40年 来年1月まで特別企画展 福島県いわき市

 

開館40周年を記念して設置したアロサウルスの模型

 

2024/10/19 10:43

 

 福島県いわき市常磐湯本町の「市石炭・化石館ほるる」は18日、開館から40年を迎えた。来年1月まで特別企画展などの記念事業を繰り広げる。

 いわき市は古代生物の化石が多く発掘されることで知られる。市内で見つかった化石や地域で栄えた炭鉱業の歴史を紹介しようと、1984(昭和59)年10月にほるるが開館。1968年に市内の大久川沿いで発掘されたフタバスズキリュウ(学名フタバサウルス・スズキイ)の化石レプリカなどを展示し、延べ約640万人が来館している。

 現地でセレモニーを行い、安藤靖雄副市長らがテープカットした。フタバスズキリュウの化石を発見した鈴木直さんも参加し、「展示に関わってきたので感無量。これからも発展を続けてほしい」と話した。

 18日に市内で見つかった化石約200点を展示する企画展「世界にみとめられたいわきの化石たち」が始まった。全長約3メートルの「アロサウルス」の模型を展示室に新たに設置した。開館時間は午前9時から午後5時まで。

 

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