福島県富岡町の「こども食堂」4周年 記念展示でこれまでの活動紹介 12月21日まで
「より多くの人に知ってもらいながらよい時間を過ごしてもらいたい」と話す(右から)鈴木さん、辺見さん、佐々木さん
2024/12/19 18:20
福島県富岡町の「とみおかこども食堂」は4周年を迎えた。記念展示会として参加者の声やこれまでの活動の記録などを披露する「のぞく 味わう かんがえる展」を21日まで、町内のトータルサポートセンターとみおかで開いている。
こども食堂は2020(令和2)年11月に初開催した。子どもたちが園や学校以外で集い、子育てする人が情報交換できるつながりの場に向け、実行委員会を結成してスタートした。現在は主に毎月第3金曜日に開催している。町の保健師や社協、民生・児童委員、住民有志らの協力のもと、みんなで料理を作り、食べて、交流を深める時間を過ごしてきた。参加人数は延べ862人という。
参加してきた人たちの声が会場に並ぶ。「今日もおいしい」「子どもたちのパワーにこちらも元気になる」。それぞれが過ごす食堂の雰囲気が垣間見える。18日は実行委員の鈴木みなみさん、辺見珠美さん、佐々木愛菜さんが会場に滞在した。辺見さんは「食卓を囲み、交流を深めて富岡で過ごす時間をよかったなと思える場所になってほしい。展示を通じ、より多くの人に知ってもらい。ゆるっとしたつながりを広めたい」と話した。
20、21の両日は午前10時から午後3時まで公開している。