無火災願い、ひしゃくで水かけ 福島県南相馬市で「かしまの火伏せ祭り」
無火災を願い、建物に水をかける参加者
2025/01/13 10:18
今年1年の無火災を願い、ひしゃくで建物に水をかける奇祭「かしまの火伏せ祭り」は12日夜、福島県南相馬市鹿島区で催された。
魔王が鹿島神宮の仮宮に火を放ち火の海になり、神宮の使いのシカが水を含んだササで火を消した―との言い伝えに由来している。実行委員会と鹿島御子神社が主催し、継承している。
同神社の氏子や地元消防団員らが神事の後、「火伏せ!」のかけ声とともに店舗や住宅にひしゃくで水をかけて回った。
13日朝には、氏子らから水を浴びせられた神職が護摩祈祷(きとう)する天灯籠神事を行う。