県立ふたば支援学校の新校舎落成式 14年ぶりの双葉郡内への校舎帰還 130人が祝う

 

誓いの言葉を述べる今井さん(右)と引地さん

 

2025/01/23 09:21

 

 福島県楢葉町の県立ふたば支援学校(旧県立富岡支援学校)の新校舎落成式は22日、同校で行われた。東京電力福島第1原発事故に伴い、約14年ぶりの双葉郡内への校舎帰還となった。児童生徒や関係者合わせて約130人が祝った。

 大沼博文県教育長が式辞を述べた。千葉秀樹校長が学校紹介し、武部新文部科学副大臣と輿水恵一復興副大臣、内堀雅雄知事らが祝辞を贈った。松本幸英町長が「卒業後の進路を見据えた体制の構築など町内での生活をできる限りサポートする」と歓迎した。中学部3年の今井泰牙さんと高等部3年の引地奎太さんが「小中高で学び交流し、楽しい思い出をつくりたい」と誓いの言葉を述べた。

 同校は富岡町で開校し、原発事故後、いわき市などで授業を続けた。17日から旧楢葉北小跡地に新築した校舎を使用している。

 

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