東京芸大生がデザインのトートバッグ 福島県大熊町の児童に 初課題として制作 個性あふれるデザイン

 

東京芸大生がデザインしたトートバッグを受け取った、ゆめの森の子どもたち

 

2025/05/08 16:30

 

 「風とロックCARAVAN福島」で、東京芸大美術学部デザイン科の学生が披露したトートバッグが福島県大熊町の義務教育施設「学び舎(や) ゆめの森」に届き、7日に子どもたちに手渡された。

 東京芸大の1年生45人が入学後初の課題として制作した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興へと歩む大熊町の子どもたちを思いながら、一人一人違った個性あふれるデザインに仕上げた。

 「風とロック」は4月19日に下郷町で開かれた。イベントを企画・運営している郡山市出身のクリエイティブディレクター箭内道彦さんと、ゆめの森の子どもたちが電話をつないで交流した。

 5年生の目黒煌冴さん(11)は箭内さんに大熊の地域の現状や、学校での学習内容を紹介した。小法師が描かれたトートバッグを受け取り、「とてもうれしい。勉強道具を入れる時などに使いたい」と笑顔を見せた。

 

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