双葉でにぎわい創出へ 東北大、福島大学生らワークショップ 福島県双葉町に滞在、見聞広める

 

岡部代表(右)の講話を聴き、復興とまちづくりに理解を深める学生

 

2025/08/26 10:32

 

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興とまちづくりを学ぶワークショップは25日、始まった。福島県双葉町に活動拠点を置く東北大と福島大による初の企画。両大の学生が29日まで町に滞在し、町職員や住民の講話を聴き、関係・交流人口の増加やにぎわい創出に向けたアイデアを考える。期間中に得た成果を最終日に発表し、町職員やまちづくり団体の関係者に政策として提案する。

 両大の2年生から大学院修士課程までの14人が参加している。福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)の委託事業として実施している。初日はJR双葉駅前の地域活動拠点「FUTAHOME(ふたほめ)」で、双葉郡のまちづくりを支援するコトラボ(横浜市)の岡部友彦代表らの講話を聴いた。岡部代表は双葉町で展開中の復興支援イベントを紹介。まちづくり支援に重要な点を「人の流れをどう生み出していくかが大切」と語った。

 一行は26日、商業施設の整備など新たなまちづくりが進む双葉駅周辺を歩く。27日は町内に居住する町民から話を聴き、生活の実情を把握する。28日はグループワークを実施し、29日に町産業交流センターで立案した政策の発表会を開く。

 

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