南相馬ロボット協議会と会津大の合同チーム WRS2種目で世界3位入賞 福島県南相馬市長に報告

 

3位入賞を喜ぶ(右から)加藤教授、大西さん、渡辺会長、門馬市長、高山さん、沼尾さん

 

2025/11/13 16:39

 

 ロボット・ドローンの国際競技会「ワールドロボットサミット(WRS)2025」の2種目で、それぞれ世界3位に入賞した南相馬ロボット協議会と会津大の合同チームの代表は12日、福島県南相馬市役所を訪れ、門馬和夫市長に受賞を報告した。

 WRSは市内原町区の福島ロボットテストフィールド(ロボテス)をメイン会場に10月に開催された。合同チームは過酷環境ドローンチャレンジに「MARS ZERO+UoA」、プラント災害チャレンジに「MISORA2+UoA」として出場した。国内外の大学や企業が出場する中、両チームとも3位入賞を果たした。

 南相馬ロボット協議会の渡辺光貴会長、MARS ZERO開発責任者の高山慎也さんと開発チームの沼尾丈夫さん、MISORA2開発チームリーダーの大西威一郎さん、会津大の加藤拓也特任教授が訪れ、トロフィーと賞状を披露した。

 渡辺会長は「メンバー一人一人がいきいきと活躍し、南相馬の高い技術力を発信できた。地域の製造業をさらに盛り上げていきたい」とあいさつした。出席者からは「優勝を狙っていたので悔しい思いもある。次の機会があれば挑戦したい」と意欲を燃やす声が上がった。

 加藤教授は「協議会との交流で学生、研究者が育てられた。南相馬を深く知ることができた」と振り返った。

 門馬市長は「複数の企業が協力し、成果を出したことは今後の産業振興につながる」とたたえた。

 

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