熊の生息状況をドローンで調査 サーモカメラ搭載 不安解消へ実証事業 福島県いわき市

 

実証事業でドローンを飛ばす関係者

 

2025/11/19 16:30

 

 福島県いわき市は17日、赤外線カメラ(サーモカメラ)を搭載したドローンで、上空から熊の生息状況を調査する実証事業を市内のいわき公園周辺で行った。

 同公園周辺ではクマの目撃情報が複数寄せられており、市民の不安払拭に向けて実施した。熱源を感知する赤外線カメラと、動物種判定用の通常カメラを登載したドローンを飛ばし、モニターに映し出した。実証事業には市内の酒井組などが協力した。

 実証事業は市が発表した「ツキノワグマ被害防止プラン第2弾」に盛り込まれている。ドローンによる調査以外に、熊の目撃情報があった地域に人工知能(AI)自動撮影カメラを設置して周辺地域の監視体制を強化する事業に取り組む。熊を捕獲するためのドラム式箱わなや、各支所に配備する熊鈴、熊撃退スプレーも新たに購入する。

 

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