「キウイ酒」を開発大熊町の特産品に いわきに避難の渡辺さん
【福島民報ニュース】
東京電力福島第一原発事故で大熊町から、いわき市に避難している兼業農家の渡辺信行さん(67)が中心になり、町名物のキウイを使ったリキュール「碧(みどり)のしずく」を開発した。将来的に販売も視野に入れており、町の特産品化を目指す。6日、市内郷ケ丘のカフェ「大百笑(だいびゃくしょう)」で試飲会が開かれた。
渡辺さんは大熊町内で建設業を営む傍ら、30年以上にわたりキウイを栽培してきた。第一原発から約300メートルの場所にあった町内夫沢の自宅や畑は中間貯蔵施設の用地となり、国に売却した。「大熊名産のキウイを復活させたい」と、2013(平成25)年からいわき市内平中平窪で栽培を再開した。(続きを読む)
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