広野で栽培のバナナ「綺麗」 「JGAP」取得
広野町振興公社は五日、町内の二ツ沼総合公園で栽培しているバナナ「綺麗(きれい)」が国内版の安全認証制度「JGAP」を取得したと発表した。町内のふたば未来学園高の生徒が開発した六次化商品も近く発売予定で、バナナのブランド化による地域活性化を目指す。
町振興公社によるとバナナのJGAP取得は国内初。農薬不使用などの消費者の安全安心に向けた栽培の取り組みが基準に適合したと認められた。
ふたば未来学園高の生徒が開発を進めているクッキーやドーナツ、マドレーヌは、二ツ沼総合公園内に三月十一日にオープンする「ひろぼーの休憩所」などで販売予定。六次化商品でJGAP取得をPRし、バナナのブランド化を推進する。
JGAP取得の記者会見は二ツ沼総合公園で行われた。遠藤智町長と町振興公社の中津弘文社長が認証書を示し「地域のブランドが高まるきっかけになってほしい」と述べた。
バナナは二ツ沼総合公園などで一本三百円(税込み)で販売している。問い合わせは町振興公社 電話0240(27)2131へ。