イチゴ生産最盛期 和田観光苺組合地方発送が増加 相馬
相馬市の和田観光苺組合で、特産のイチゴの生産が最盛期に入った。今季は新型コロナウイルス感染症の影響でイチゴ狩り客が伸びないものの、直売所や地方発送の利用客が大幅に増えている。斎川一朗組合長(72)は「コロナに負けず安心して相馬のイチゴを味わってもらえるよう、引き続き工夫して運営したい」としている。
同組合は感染症対策を講じて先月十日からイチゴ狩りを開始したが、十一日現在で来場者は例年の三割程度にとどまっている。
一方、電話注文での地方発送を強化したところ、多い日で六十件ほどの注文があるなど昨年の約三倍に伸びた。「コロナで帰省したりイチゴ園を訪れるのが難しい県外の親族や友人らに送りたい」と地方発送を利用するケースが多いという。
イチゴ狩りは三十分食べ放題で五月末まで楽しめる。イチゴ狩り、直売とも営業時間は午前十時から午後四時まで。
■13日感謝企画青ノリ汁提供
和田観光苺組合は十三日午前十時から、先着百人に松川浦産の青ノリ汁を振る舞う。「イチゴの日」として十五日前後に毎年行っている感謝企画の一環。密集を避けるためテークアウト方式で振る舞い、自家用車内などで味わってもらう。
三月十三日にはアンコウ鍋の振る舞いも予定している。