6月県内求人倍率1.22倍 7カ月連続前月下回る

 

【福島民報ニュース】

 福島労働局は7月31日、6月の県内有効求人倍率(季節調整値)が1.22倍で前月から0.01ポイント低下したと発表した。7カ月連続で前月を下回った。

 同労働局は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業要請や外出自粛などによる景気後退が影響したとみている。新規求人数は前年同月と比べ8.6%減少し、12,917人だった。

 業種別の新規求人動向は、運輸業・郵便業(前年同月比29.8%減)、製造業(同27.1%減)、建設業(同27.6%増)、宿泊・飲食サービス業(同9.4%増)など。

 記者会見した岩瀬信也局長は「建設業や宿泊・飲食サービス業など一部で求人数の下げ止まりの動きも認められる」と分析した上で「引き続き求人数が減少基調で推移するなど、回復の動きに緩慢さがみられる」と述べた。

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