震災、原発事故 後世に
【福島民報ニュース】
福島県は5日、双葉町中野地区に整備したアーカイブ(記録庫)拠点施設「東日本大震災・原子力災害伝承館」を報道陣に公開した。
20日の開館を前に、地震、津波、東京電力福島第一原発事故による複合災害の記録と記憶を、後世に継承する映像や展示物を披露した。
地上3階建てで、延べ床面積約5,300平方メートル。
展示は「災害の始まり」、「原発事故直後の対応」、「長期化する原子力災害の影響」など、時系列に沿って6つのエリアに分けてある。
この日は、県クリエイティブディレクター箭内道彦さんが監修したプロローグ(導入)映像を初公開した。アニメーションも交えた約四分間の動画で、原発事故の避難で車が渋滞する様子などを七面マルチスクリーンに映した。
ナレーションを務めた郡山市出身の俳優西田敏行さんは、なまりを交えた温かみのある語り口で、第一原発の稼働から現在までを振り返った。廃炉の完了を見届けられるのか-と不安も語った。
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【「東日本大震災・原子力災害伝承館」について】
開館日: 2020年9月20日
開館時間: 9:00〜17:00
休館日: 火曜日
入館料: 大人600円、小人300円
URL: https://www.fipo.or.jp/lore
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