福島県内入院患者ゼロ 新型コロナ、初の感染確認から4カ月

 

【福島民報ニュース】

新型コロナウイルスの感染が確認された福島県内61例目の福島市に住む60代警備員男性は8日、入院していた県内の医療機関から退院した。県内の入院者は県内で初めて感染が確認された3月7日以来、4カ月ぶりにゼロとなった。県が8日、発表した。

 県によると、県内でこれまで感染が確認された82人は医療機関に入院するか、県が借り上げた宿泊施設で療養した。感染確認から退院・退所までの平均日数は約23日で、最長は64日、最短は3日だった。

 県は厚生労働省の方針変更を踏まえ、退院基準を見直してきた。当初はPCR検査で2回連続で陰性になる必要があった。その後、症状が軽くなっているか、症状がなくなっていれば原則、発症から14日後に退院としていたが、現在は10日間としている。

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