相馬の宇多川でサケやな漁始まる
相馬市の宇多川で、宇多川鮭増殖組合による今季のサケやな漁が始まった。
同川の「やな場」は、2019年10月下旬の大雨で損壊し流失。
昨季は仮設やな場での漁となり、ほとんど水揚げがなかった。
同組合では今季、以前より約1.5メートルかさ上げした高さ6.3メートルのやな場を新設した。
10月22日は19日に続き、今季2度目の漁となった。
松川浦近くの同川下流に設けたやな場で、組合員約15人が午前5時半ごろから作業した。仕掛け周辺のサケの群れを網に追い込んで次々と引き上げ、オスとメスに分けてかごに入れた。
この日は65匹が水揚げされた。
捕獲したサケは放射性物質を調べ、切り身やイクラなどに加工し県内外に出荷する。一部は採卵用として市内山上のふ化場に運ばれた。
やな漁は、サケの遡上状況を見ながら11月末から12月初めごろまで行う。
採捕責任者の横山正男さん(71)は「やな場も新しくなり、今季は好漁となれば」と期待を込めた。
【「浜さ恋」編集部追記】
サケ漁の開始に伴い、お隣南相馬市でもサケ漁がスタートしています。
南相馬市の新田川鮭蕃殖漁業協同組合は、直営の食堂で獲れたてのサケ料理といくらを楽しめることが出来ますので、南相馬市、相馬市を訪れた際は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
新田川 鮭川食堂
所在地:福島県南相馬市原町区泉字関下145-2
詳細URL:http://xb854835.xbiz.jp/archives/restaurant/nitagawa/