夜の森の桜光で包もう 並木50本にLED10万個
富岡町観光協会は12月1日から、桜の名所として知られる夜の森地区の桜並木を彩るイルミネーションイベントを催す。今年三月に特定復興再生拠点区域(復興拠点)の一部が先行解除された夜の森地区の観光復興につなげようと初めて企画した。
イベントは町の共催で、2021年1月31日まで。
「YONOMORI まち灯り 2020」と題し、先行解除範囲のうち町道約150メートル区間で催す。町道の両わきにある桜並木約50本を青や白、赤の発光ダイオード(LED)約10万個で鮮やかに彩る。
初日の12月1日は午後6時の点灯開始に合わせセレモニーを行う。
会場周辺を歩行者天国にし、ゆっくりとイルミネーションを楽しんでもらう。キッチンカーの出店なども予定している。
夜の森地区では今年4月、恒例の桜まつりが新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった。町観光協会の横須賀幸一事務局長は「コロナ禍の中、地域に少しでも明るい話題を提供できるはず。2023年春の復興拠点全域の解除に向け、来年以降も規模を拡大して続けていきたい」と語った。
12月2日以降の点灯時間は午後5時から同8時まで。
車での来場はJR夜ノ森駅の東側駐車場を利用する。