木戸川いくら「祭り」で味わおう 20日からいわき夜明け市場
記録的な不漁となっている木戸川サケのイクラを味わえる「浜通り木戸川いくら祭り」が11月20日から23日まで、いわき市平の復興飲食店街夜明け市場の14店舗で行われる。初めての企画で、各店がオリジナルメニューを販売し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を後押しする。
夜明け市場の管理会社の主催。
楢葉町の木戸川漁協からしょうゆ漬けイクラを購入し、各店舗が調理して提供する。少量のため、売り切れ次第、終了する。
夜明け市場には主に居酒屋が軒を連ねており、メニューと料金、営業時間は店舗ごとに異なる。
漁協は1万から2万匹の遡上(そじょう)を予想していたが、これまで漁獲したのは600匹ほど。大震災と原発事故の影響で稚魚を放流できなかった期間があったことに加え、海水温の上昇などの環境異変が要因とみられるという。
漁協の松本秀夫組合長は「数が少ないですが、おいしい木戸川イクラを食べてください」とPRしている。