「空飛ぶクルマ」有人飛行成功 福島ロボテス入居スカイドライブ

 

【福島民報ニュース】

南相馬市の福島ロボットテストフィールドの研究室に入居するSkyDrive(スカイドライブ)=本社・東京都新宿区=は、人やモノを乗せて飛び回る航空機「空飛ぶクルマ」の有人飛行に成功した。

無人飛行する「空飛ぶクルマ」(テトラ・アビエーション提供)

同社によると、人を乗せた状態で宙に浮くのは日本初という。
28日、都内で関係者向けに発表会を開き、試験成功を報告する。

有人飛行に成功した「空飛ぶクルマ」(SkyDrive提供)

開発中の機体は2人乗りで8枚のプロペラを備え、全長約4メートル、重さ約400キロ。試験は昨年12月にフィールドなどで始めた。有人飛行は網で囲まれた屋内施設で行った。

今回の試験では1人が機体に乗り込み、地面から垂直に離陸し、ゆっくりと飛び、動きの安定感などを確かめた。試験のデータを精査し、2023(令和5)年目標の実用化に向け、機体の軽量化や防音性の向上に取り組む。最終的には、高度500メートルを最大時速100キロでの飛行を目指す。充電式で航続時間は20~30分となる予定。

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