福島県内1人死亡、29人感染 病床使用率最高55.7%
県は新型コロナウイルスに感染し県内の医療機関に入院していた七十代男性の死亡と、二十九人の新型コロナ感染が確認されたと七日、発表した。男性の死亡と二十九人の陽性は六日に確認された。六日現在の予定を含めた県内の入院者数と宿泊療養施設入所者数を合わせた療養者数は二百八十二人で、人口十万人当たり一五・二八人となり、政府の分科会が示す「ステージ3(感染急増)」の指標の一つ「十五人以上」を初めて超えた。
六日現在の入院者数は予定を含め二百六十一人となり、病床使用率は55・7%と三日連続で過去最高を更新した。「ステージ4(爆発的感染拡大)」の指標の一つ「確保病床の50%以上」を上回っている。
県内の感染者は累計千百二人、死者は累計二十七人となった。七日発表の感染者二十九人には、川俣町の済生会川俣病院が六日に発表した入院患者三人が含まれている。小野町で初めて感染者が確認された。
二十九人のうち、二人は白河市の飲食店「ショーパブNEO(ネオ)」の利用者。この店舗でのクラスター(感染者集団)は計二十八人となった。
県発表の二十九人の内訳は次の通り。
◆7日発表(6日判明分)▼楢葉町・1人=60代無職女性▼郡山市・4人=20代会社員女性、20代会社員男性、10代会社員女性、30代男性▼いわき市・5人=30代無職女性、30代男性、40代会社員男性、20代会社員女性、60代会社員男性▼神奈川県・2人=30代女性、40代会社員男性▼小野町・1人=20代会社員女性▼浅川町・2人=80代無職女性、10代女性▼須賀川市・2人=20代会社員男性、20代学生男性▼本宮市・2人=40代会社員男性2人▼川俣町・3人=80代無職女性、90代無職女性、50代無職男性▼白河市・2人=60代自営業男性、60代飲食店従業員男性▼会津若松市・2人=60代無職女性、60代無職男性▼東京都・1人=20代会社員男性▼福島市・1人=30代公務員男性▼南相馬市・1人=20代男性