スマートライフ推進で連携協定 いわき市と繊維商社・豊島(名古屋)
いわき市と繊維専門商社の豊島(本社・名古屋市)は十三日、スマートライフの推進に関する連携協定を結んだ。
同社はさまざまなベンチャー企業と協業し、心拍数や眠気などを可視化する衣服や下着などを開発している。市は豊島の知見や技術を生かし、市民の健康増進や、生活利便性の向上に向けた施策などを展開する。
すでに市は着用するとストレスや体調の変化などのデータを取得できるスマートシャツを取り入れ、市民の健康増進プログラムを実施している。二〇二一(令和三)年度以降は同社の製品を使い、新生児の体温や状態を把握する見守り事業の展開なども検討している。
協定締結式が同日、市役所と同社をオンラインでつないで行われ、清水敏男市長と山田勝之専務が協定書にサインした。清水市長は「市民の健康長寿の一助になってほしい」とあいさつした。山田専務は「製品が市民の役に立てばうれしい」と話した。