電気自動車(EV)の自動運転体験 内堀知事が浪江、小高を訪問

 

 内堀雅雄知事は十八日、浪江町で実証実験中の電気自動車(EV)による自動運転を体験した。

 東京電力福島第一原発事故による避難の影響で進行する過疎や高齢化対策として、効率の良い公共交通実現に向けた実証実験の一環。吉田数博町長らが同乗し、道の駅なみえ-JR浪江駅間約三キロで自動運転を体感した。内堀知事は「発進や停止などはなめらかだった。全町避難を経験した浪江の地での実験は、復興の一つのシンボルだ」と語った。

 南相馬市小高区では、昨年春に開園した市立おだか認定こども園を視察。長森由歌里園長から施設機能や年間行事などについて聞いた。園児から歌と特製パネルをプレゼントされた。

 小高区在住の芥川賞作家柳美里さんが営むブックカフェ「フルハウス」も訪れ、柳さんと懇談した。米国の代表的な文学賞「全米図書賞」(翻訳文学部門)を受賞した反響や、福島県沖で十三日に発生した大地震の被害状況について話した。

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