恩返しのストラップ作成 双葉から千葉に避難の千代田さん

 東京電力福島第一原発事故で千葉市に避難している双葉町の無職千代田信一さん(79)は三月二日、町民が避難でお世話になった川俣町に「ムクロジ」の木の実で作ったストラップを届ける。 

 ムクロジは漢字で「無患子」と書くため、子どもが病気をしないという意味で厄よけや縁起物として知られる。千代田さんは木から落ちた黒い実を拾い集め、乾燥させて加工した。新型コロナウイルス感染予防の願いも込めストラップ六百個を作った。町内の小学生全員に配ってもらう。 

 千代田さんは東日本大震災と原発事故の発生翌日に双葉町から避難し、川俣町で一晩を過ごした。その後、親族を頼って千葉県に避難した。「川俣町に少しでも恩返しをしたい。子どもの健やかな成長を後押しできれば」と話している。

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