震災と原発事故伝える報道写真パネル展 東京・第一日野小で開幕

 東京都品川区の第一日野小で二十二日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の記憶と教訓を伝える報道写真パネル展が開幕した。

 同校メディアセンター(図書館)に、福島民報社の「2011~2021報道写真集 東日本大震災・原発事故 ふくしま10年」に収録した写真や震災発生翌日の朝刊一面のパネル合わせて十六枚を掲示した。

 初日は三年生が授業の一環で訪れ、相馬市原釜で自衛隊に救助された少女、福島第一原発4号機への放水作業の写真などに真剣な表情で見入っていた。報道写真パネル展は四月中まで開催し、約五百七十人の全校児童が見学する予定。

 品川区内に本店を置き、福島県の復興支援を続けている城南信用金庫が仲介した。

■「きぼうのとり」を朗読 アナウンサー佐藤さん

 報道写真パネル展開幕に合わせ、震災と原発事故を後世に伝えようと福島民報社が企画・制作した絵本「きぼうのとり」の朗読会が第一日野小メディアセンターで開かれた。

 三年生約三十人を前に、テレビ朝日アナウンサーの佐藤ちひろさん(いわき市生まれ、南相馬市育ち)が、被災しながらも未来への希望を捨てず、たくましく成長する子ども三人の物語を落ち着いた語り口で披露した。

 終了後、児童は「津波は怖いと思った。毎日を大切にしたい」「みんなで力を合わせ、新しい町をつくることはすごいと感じた」などと感想を述べた。佐藤さんは「3・11を体験していない子どもたちに寄り添うように語り、震災から立ち上がる人の姿を伝えたかった」と話した。

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