電子機器部品メーカーのアルプスアルパインいわき事業所は五日、従業員が所属横断的に交流しながら、独創的なものづくりに挑戦するイノベーションルームを市内の同事業所に開設した。

　喫茶店だった場所を従業員が改装した。広さは約二百平方メートルで、「創造の一歩を踏み出そう」との思いを込めてＩＰＰＯ（イッポ）と命名した。着想を具現化できるよう、作業台や工具、材料をそろえている。ワイヤレススピーカーやスマートフォン除菌器具など他社のユニークな製品を展示し、アイデア創出に役立つ書籍を陳列している。打ち合わせをする多目的スペースも備わっている。

　いわき事業所の従業員数は約千人。カーナビゲーションなどの設計、開発業務を行っている。