復興担う“世界人”育成 義務教育学校 川内小中学園開校式

 川内村の義務教育学校「川内小中学園」の開校式は五日、校内で行われた。九年間の連続した教育の中で、復興を担い世界で活躍する人材を育てる決意を新たにした。

 開校式には児童生徒含め約二百人が出席した。遠藤雄幸村長が式辞を述べ、秋元正村教育長が柳沼敏文校長に校旗を手渡し、開校を宣言した。横山信一復興副大臣、三谷英弘文部科学政務官、鈴木淳一県教育長、吉野正芳衆院議員(福島県5区)、渡辺一夫村議会議長が祝辞を述べた。

 児童生徒を代表し、三瓶友也さん(九年)が「全員が主役になる学校を目指して何事にも挑戦し、新たな伝統を築く」と誓いの言葉を述べた。制服と校章の披露に続き、生徒が「友達」をテーマにした詩を朗読した。

 チェロ奏者の鳥羽咲音さんの演奏に乗せ、出席者が村民歌「ふるさと」を歌唱した後、引き続き使用される川内小と川内中の校歌を歌い上げた。

 同校は川内小校舎を増改築して設置した。前期課程(一~六年)五十三人と後期課程(七~九年)二十四人の計七十七人が通う。

 後期課程などでは教科ごとに生徒が教室を移動する「教科センター方式」を取り入れ、専門的な指導を行う。敷地内に認定こども園かわうち保育園があり最長十五年の教育と子育てを行う場になる。

 校舎内には地域文化伝承教室や村営学習塾が置かれる。地域文化伝承教室は村内外の人が利用可能で、趣味の活動や子どもとの交流を通して村の文化を後世に伝える場になる。

 遠藤村長は「子どもたちを連続性の中で育み、村全体で子育てする環境が整う。特色ある教育を展開し、子育て世代の帰還促進につなげたい」と語った。

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