田村市長、白石氏初当選 現職本田氏に1390票差
任期満了に伴う田村市長選は十一日、投開票され、元市議でNPO法人理事長の新人白石高司氏(61)=無所属=が一万一千四百四十二票を獲得し、再選を目指した現職本田仁一氏(58)=無所属=を千三百九十票差で破り、初当選を果たした。
白石氏は「公平・公正」を軸に据え、人づくりや地域経済の活性化、質の高い医療福祉などを主張した。
白石氏の任期は十七日から四年。
当日有権者数は三万三百七十二人(男一万四千九百八十八人、女一万五千三百八十四人)。投票率は71・37%(男71・44%、女71・29%)で、二〇一七(平成二十九)年の前回を0・95ポイント下回った。
■吉報に歓声湧く 白石氏の事務所
市内船引町船引の白石氏の事務所には十一日夜、後援会幹部らが詰め掛け、吉報を待った。当選の知らせが入ると歓声が湧いた。
白石氏は渡辺善二郎連合後援会長や妻明子さん(61)らと万歳し、市のかじ取りに向け、決意を新たにした。
■市民と共に歩み笑顔の市つくる
白石高司氏の話 市民一人一人の力が結集し、当選することができた。皆さんの声を大切にした市政運営を約束する。「チーム田村」として市民と共に歩み、みんなが笑顔になれる田村市づくりを進める。