日本酒造ろう!「いわきハタチ酒プロジェクト」若者ら田植え

 

 酒造りを通して若者に日本酒に親しんでもらう「いわきハタチ酒プロジェクト」の田植えが九日、いわき市常磐藤原町の水田で行われた。

 市内外から高専生や社会人など約二十五人が参加し、県オリジナル品種の酒造好適米「夢の香」の苗を丁寧に植えた。来年二月に二十歳を迎える福島高専都市システム工学科の斉藤竜也さん(19)=いわき市=は「早く自分たちが造った酒で乾杯したい」と期待した。

 いわき市内の酒販店有志七店でつくる実行委員会(永山満久代表・さわきや)が二〇一八(平成三十)年度からプロジェクトを続け、今年で四期目。次世代の飲み手となる二十歳前後の若者に日本酒文化への理解を深めてもらい、質の高い「純いわき産日本酒」の確立も目指している。

 コメは約二十四アールの水田で栽培する。秋の収穫後は来年二月に日本酒の仕込み、同三月に新酒のお披露目を行う予定。

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