プログラミング学習ロボット 一般向け販売を開始 ロボテス入居の「リビングロボット」
南相馬市原町区の福島ロボットテストフィールドに入居しているベンチャー企業「リビングロボット」(本社・伊達市)は、同社が開発したプログラミング学習ロボット「あるくメカトロウィーゴ」の一般向け販売を開始した。
本体価格は十万九千八百七十円(税込み)で、基本使用料として月額五百五十円(同)がかかる。修理が必要となった際に費用が割引になる任意の保守プランもある。同社のホームページ内に公式ショップサイトを開設した。
「あるくメカトロウィーゴ」は高さ約十五センチで、二足歩行しダンスもできる。パソコンやタブレットに入れたアプリで操作でき、子どもでも扱える。今までは学校など団体向けだけだったが、要望を受けて一般にも販売を始めた。
同社の川内康裕社長は優れたベンチャー起業家をたたえる県の「ふくしまベンチャーアワード」で、二〇二〇(令和二)年度に最優秀賞に当たる知事賞を受けた。「子どもたちがロボットと触れ合い、家庭に笑顔が生まれるのに役立てばうれしい」と話している。