「ステージ4」3指標に 10万人当たり新規感染者25.30人

 県内の直近一週間(六日~十二日)の新型コロナウイルス感染者は四百六十七人で、人口十万人当たりの新規感染者数は二五・三〇人に上り、感染状況が最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)の指標「二十五人以上」を初めて超えた。県が十三日、発表した。政府の対策分科会が示す七つの指標のうち、既に達していた「病床使用率」「人口十万人当たりの全療養者数」を含め、三つの指標が同時にステージ4の水準となったのは初めて。県内で感染状況が厳しさを増す現状を裏付けた格好だ。

■53人の感染確認 13日県発表分

 県内では五月に入り、感染の速度が急激に上がっている。十三日、県は十二日までに新たに陽性が判明した五十三人の新型コロナ感染確認を発表した。一日から十二日までの新規感染者は累計七百五人で、月別で最多だった四月の八百八十八人を大幅に上回るペースで増え続けている。

 直近一週間の人口十万人当たりの新規感染者数は、連日十人以上の新規感染者が確認されている会津若松市を含む会津地方十三市町村で九一・九三人とステージ4の水準を大きく超えている。県独自の集中対策の対象地域に追加されたいわき市は二八・一九人となっている。他の地域でも感染が広がりを見せており、県は現状を「非常事態」としている。

 県内の七つの指標別の現状は【表】の通り。県内の十二日現在の入院者は予定を含め四百十九人で、県の確保病床四百六十九床の使用率は過去最高の89・3%(前日比1・7ポイント増)となった。入院者、宿泊療養施設入所者、自宅療養者を合わせた全療養者は過去最多の六百四十二人となり、人口十万人当たりで三四・七八人となった。いずれもステージ4の水準となっている。

 県が発表した新規感染者五十三人のうち感染経路不明は十八人だった。県内感染者は累計四千百十四人となった。

 十二日現在の予定を含めた入院者四百十九人のうち、重症者は二十四人で過去最多となった。

 県はこうした状況を踏まえ、感染拡大を早期に抑え込むため、地域限定の集中対策から県内全域対象の強力な対策に切り替える方針。特措法に基づく知事の権限による独自措置として、十五日から今月末まで酒類などを提供する飲食店への営業時間短縮と県民への不要不急の外出自粛を求める方向だ。

 県新型コロナ対策本部の担当者は「感染力の強い変異株の流行が感染拡大の要因の一つと考えられる。県民一人一人がこれまで以上に危機意識を持って感染リスクを避ける行動を徹底する必要がある」と話している。

 県発表の五十三人の内訳は次の通り。

 ▼会津若松市・15人▼いわき市・15人▼郡山市・7人▼猪苗代町・6人▼喜多方市・4人▼会津美里町・2人▼福島市・1人▼二本松市・1人▼会津坂下町・1人▼富岡町・1人

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