川俣町山木屋地区にある復興拠点商業施設とんやの郷の食堂「山木屋おきがる亭」は五月でオープンから一年を迎えた。地域住民や復興関係者を味でもてなす施設には、連日多くの利用客が足を運ぶ。二十一日からは一周年キャンペーンを催し、自慢のメニューを特別価格で提供する。スタッフらは「日頃の感謝を伝えたい」と意気込んでいる。 

　食堂は地域活性化に取り組むＮＰＯ法人やまきやお気軽ネットワークが運営している。厨房（ちゅうぼう）では山木屋地区在住者を中心に十人ほどの主婦が腕を振るい、とんかつやラーメンなど約二十種類のメニューを出している。 

　同ネットワークの大内周一郎理事によると、月平均九百人程度が利用しているという。大内理事は「利用してくれるお客さん一人一人に感謝したい。今後は山木屋ならではのメニューも考案していく」と話す。 

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　一周年キャンペーンは三十日まで開催する。人気のとんかつ定食（七百七十円）をはじめ、一日五食限定のとんかつカレー（九百五十円）など六百円以上の全商品を五百五十円で提供する。 

　時間は午前十一時半から午後一時半まで。月曜定休。問い合わせはとんやの郷へ。