「NextWorld-夢みるチカラ」展 いわき市の玉川中で出張展示会

 

 現代美術の企画展「Next World-夢みるチカラ タグチ・アートコレクション×いわき市立美術館」の出張展示会が七日、福島県いわき市の玉川中で開かれ、生徒が個性豊かな表現を体験した。

 体育館に絵画や映像など展覧会に出展している現代美術作品十点が並んだ。参加した二年生は顔を近づけたり、メモを取ったりしながら作品を眺め、プロのアートアドバイザーによる解説を聞いて理解を深めた。

 鑑賞した岡田芽依さん(13)は「教科書と違い、作品の質感や色合いを生で感じられた」と興奮。タグチ・アートコレクションの田口美和共同代表(54)は「子どもたちに体験してもらうことで現代アートの裾野が広がる。コレクションを持つ強みを生かして取り組みを続けていきたい」と話した。

 企画展はいわき市立美術館で二十五日まで開かれている。福島民報社と市立美術館の主催、タグチ現代芸術基金、アーツプラス現代芸術研究所、アート・オフィス・シオバラの企画協力。会場にはタグチ・アートコレクションと市立美術館が収蔵する絵画や彫刻、映像作品など百十二点が展示されている。

関連記事

ページ上部へ戻る