「妖精の羽」でカーテンを製品化 郡山のホテルが採用 川俣町の斎栄織物が開発の絹織物

 

 福島県川俣町の斎栄織物は、世界一薄い絹織物「妖精の羽(フェアリー・フェザー)」を使用したカーテンを製品化した。同社がインテリア製品を手掛けるのは初めて。五月にリニューアルオープンした郡山市のホテルで採用されており、斎栄織物は今後、インテリア事業にも注力していく。斎藤栄太常務は「絹製品の魅力を身近に感じてもらい、川俣シルクの発展に貢献していきたい」と意気込んでいる。

 シルク内のタンパク質を塩分で溶かし、生地を収縮させて柄をデザインする「塩縮加工」によって凹凸を付けた。生地は透け感が特徴で「3Dシルク」と銘打ち、売り出している。カーテンとして製品化するため、専門業者に依頼し、防火加工を施した。

 カーテンを納入したのはホテルグローバルビュー郡山で、フロントに採用された。ライトで照らされ、落ち着いた雰囲気が漂う空間を演出している。

 斎栄織物は、これまで服飾や工業製品向けの商品を販売してきた。今後はカーテンに加え、壁紙やパーティションなどへの活用も視野に入れている。斎藤常務は「異分野へのアピールを通じ、シルクの販路拡大を進めたい」と話している。

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