復興への願い記す 昨年、避難準備区域解除 両竹地区の竹に短冊飾る 双葉の伝承館で七夕
双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で十六日、七夕イベント「短冊に願いを込めて」が始まった。来館者が復興への願いを短冊に書き、竹に飾り付けている。七月十五日まで。
幅広い世代の人に震災や原子力災害について考えてもらおうと企画した。東京電力福島第一原発事故による避難指示解除準備区域が昨年三月に解除された双葉町両竹(もろたけ)地区から採取した竹を、一階エントランスホールに設置している。
竹に飾り付けられた短冊には「福島が元気になりますように」「復興が進んでほしい」などの願い事が記されている。
双葉郡の小中学校二十五校に願い事の記入を依頼しており、今後、児童生徒の書いた短冊が伝承館に届き次第、飾り付ける。
記入希望者は無料で参加できる。火曜日休館。問い合わせは、東日本大震災・原子力災害伝承館へ。