震災の経験伝える拠点 福島・郡山市に「人の駅桜風舎」新装開所 富岡3・11を語る会
NPO法人富岡町3・11を語る会は十六日、古里の現状や生活情報を発信している福島県郡山市長者の施設「人の駅桜風舎」をリニューアルオープンした。震災の経験を語り継ぐ「語り人」の講演を定期的に開催する。
語り人の発表は主に団体の依頼に合わせて実施していたが、施設を訪れる来場者にも気軽に聞いてもらおうと、リニューアルに合わせ語り人の講演スペースを設けた。約二十人の語り人が交代で一日四回、二十分程度の発表を行う。
JR富岡駅や小良ケ浜漁港など町内各所で震災前後に撮影した写真を解説とともに並べるなど、施設内の展示も充実させた。初日の十六日は語り人の佐藤勇樹さん(福島大四年)が避難時の経験などを振り返った。
施設の住所は郡山市長者一丁目七ノ一七、さくらビル三階。開館時間は毎週月、火、木、金曜日の午前十時から午後三時まで。問い合わせは同法人へ。