ペルセウス座流星群 福島県内でも観測
夏の夜空を彩るペルセウス座流星群が間もなく出現のピークを迎え、福島県内でも観測されている。福島県の浪江町と双葉町にまたがる復興祈念公園の建設予定地にある見晴台では10日夜、満天の星空に幾筋もの光跡が描かれた。
国立天文台によると、12日夜から13日未明にかけて流星群の活動が最も活発になり、今年は月の影響もないことから8年に一度の好条件とされる。街の明かりの届かない暗い場所であれば1時間に50個ほどの流星を観測できる見込み。
福島地方気象台によると、12日夜の県内は雨や曇りの予報で観測には不向きの天候。一部地域では雲の切れ間から見える可能性がある。福島県田村市滝根町の星の村天文台の大野智裕副台長(37)は「自分の目で見られなくても、全国各地の天文台で企画するネットのライブ配信で流星群の美しさを楽しめる」と勧めている。