新型コロナ 福島県内「L452R」が93.5%に デルタ株の可能性高く

 

 新型コロナウイルスの変異株検査で、福島県衛生研究所などで16日から22日までの1週間に調べた検体443件の93.5%に当たる414件が、感染力の強い変異株「デルタ株」の可能性が高いL452Rだった。抽出検査のため単純比較はできないが、前週の86.4%と比べて7.1ポイント増え、初めて9割を超えた。県は県内でL452Rへの置き換わりが進んでいるとみて警戒を強めている。

 県が24日、発表した。検査機関別の検査件数に占めるL452Rの割合は、県衛生研究所が86.6%、福島市保健所が96.4%、郡山市保健所が90.3%、いわき市保健所が97.8%、民間検査機関が94.4%となっている。

 これまでに県内でL452Rと確認された検体のうち、県衛生研究所や国立感染症研究所でのゲノム解析で新たに30件がデルタ株と特定された。県内での累計は118件となった。

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