五輪再挑戦を誓う 東京五輪陸上男子の山下潤選手が所属先に報告

 

 東京五輪陸上男子200メートルに出場した山下潤選手(ANA、福島高出身)は6日、所属先のオンライン報告会に出席した。「(予選落ちで)悔しい気持ちがある。3年後の五輪に向けて頑張りたい」と再挑戦を誓った。

 参加したANAグループ社員約150人に対し「皆さんの声援が力になった」と感謝した。レースからの約1カ月を「もっとうまくできただろうなと、ずっと考えていた」と振り返り、悔しさがあるからこそ練習に励める」と前を向いた。

 200メートルを制したアンドレ・ドグラス選手(カナダ)と予選で同組だった。「飛び抜けて体格が良いわけではないが、全身をうまく使って爆発的な推進力を生む」と印象を語り、「ほぼ同時にコーナーを通過してから、まくられた。強さを肌で感じた」と振り返った。

 山下選手は終了後に報道各社の取材に応じた。「後半の失速が他の選手より大きい」と自分の現状を分析し、「スピードを維持しつつ、もう少し体力的、精神的に余裕を持って前半を通過すれば失速を防げる」とペース配分を課題に挙げた。

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