烏崎海岸で津波の行方不明者を捜索 福島県警南相馬署員と警察学校生

 

 福島県警南相馬署は13日、東日本大震災の津波による行方不明者の捜索を南相馬市鹿島区の烏崎海岸で実施した。骨片のようなもの4点を発見しており、今後詳しく調べる。

 震災と東京電力福島第一原発事故から今月11日で10年半が経過した。同署は毎月11日前後に捜索を実施している。署員15人が県警察学校の学生ら80人と合同で活動。横に列をつくり、砂浜をかき分けて手掛かりを捜した。活動前には海に向かい黙とうをささげた。

 同署管内では13日現在、87人の行方が分かっていない。松本圭人署長は「一人でも、一つでも多くの手掛かりを見つけ出し、ご家族に帰せるように真剣に取り組んでほしい」と訓示した。

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