福島・川内村産食材のオリジナルメニューを学生食堂で提供 玉川大

 東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の発生後に福島県川内村と交流を続ける玉川大(東京都町田市)は12日から15日まで川内村産の食材を使ったオリジナルメニューを学生食堂で提供している。

 原田真理教授(教育学部)のゼミの学生25人が震災の風化を防ぐとともに村を学生に知ってもらおうと一昨年に続き企画した。同ゼミは2013(平成25)年から村内で研修合宿を続け、コロナ禍の中ではオンラインで村内でのセミナーを受講するなど交流している。

 メニューは、学生が村民の話を基に調理担当者と相談して考案した。初日は養殖イワナのかば焼き丼と大根入りのカレーで、各60食を用意。好評を得て間もなく完売した。13日以降は大根カレーのほか、日替わりでそばのすいとん、シイタケ肉詰め、カボチャシチューを提供する。期間中、他のメニューも村産の米やみそなどを使う。

 石川町出身のゼミ生の先崎莉子さん(4年)は「川内の食材はどれもおいしい。学生が震災、原発事故について考えるきっかけになってほしい」と期待する。原田教授は「活動を通じて学生が被災者に寄り添え、災害に対して当事者意識を持てる人間に育ってほしい」と語った。

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 川内村の遠藤雄幸村長の講演会は14日、同大で学生向けに開かれ、震災発生時の状況やその後の復興の歩みなどを語る。

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