絵本「きぼうのとり」を読み聞かせ 福島県の新地小で防災教育

 福島県新地町の新地小で13日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を後世に伝えるため福島民報社が企画制作した絵本「きぼうのとり」の読み聞かせが行われた。

 防災教育の一環として取り入れ、社会科で現在、防災について学んでいる4年生30人が参加した。絵本を手掛けた「みず文庫」の編集・ライター江藤純さん(45)、イラストレーター・コーディネーターよしもとみかさん(37)が、情感を込めて絵本を朗読した。2人は「災害はいつ起こるか分からない。この物語が一人一人の心に残り、災害に備える意識付けになってくれれば。家に帰ったら家族にも話してあげてほしい」と呼び掛けた。

 読み聞かせの後には「きぼうのとり」をかたどったポストカードが配られた。児童は思い思いに色を塗り、家族などへのメッセージも添えた。佐々木心花(ののか)さん(9つ)は「家族や友達との普段の生活が当たり前のものではないと感じた。一日一日を大切にしたいと思った」と震災の教訓を胸に刻んだ。

 「きぼうのとりプロジェクト」は福島民報社、あさかホスピタル、ネッツトヨタ郡山などの賛同社が取り組む原発事故の記憶を伝承する取り組み。

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