「案内ロボ」開発大詰め ロボテスに研究拠点のリビングロボット社 福島県南相馬市

 
 福島県南相馬市の福島ロボットテストフィールドに研究拠点を置く「リビングロボット」(本社・伊達市)は案内ロボット「temi(テミ)」の開発を進めている。

 同社はこれまでにプログラミング学習ロボット「あるくメカトロウィーゴ」を開発し、県内の学校に納入しているほか、一般にも販売している。案内ロボットは量産されている本体にシステムを搭載し、施設の来場者を目的の場所まで誘導する。ロボットに施設の場所を覚えさせ、リモートで操作できる。

 年内の実証試験開始に向けて詰めの調整を進めている。第1弾として来年2月にも、いわき市石炭・化石館「ほるる」に納入する予定。

 同社の川内康裕社長は「人間ではなくロボットが誘導すればコロナ禍での感染リスクを減らせ、人手不足などの問題解決にもつながる」と案内ロボの活躍に期待している。

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