震災11年、津波の不明者捜索 福島県浪江町の海岸で警察、消防関係者
津波による行方不明者の手掛かりを捜す署員
2022/02/14 22:10
東日本大震災の発生から3月で丸11年となるのを前に、福島県警双葉署は14日、福島県浪江町の請戸中浜地区海岸で震災の津波による行方不明者の捜索活動を行った。
同署や双葉地方広域消防本部から合わせて13人が臨んだ。レーキやスコップを使い、砂浜を掘り起こすなどして手掛かりを捜した。
1日の満潮と干潮の潮位差が大きくなる大潮に合わせて実施した。捜索前に全員で黙とうし、同署浪江分庁舎の石井弘敬所長が「不明者の家族のもとに手掛かりを届けられるよう懸命に捜索してほしい」と訓示した。